●「危険物取扱者」とは
危険物取扱者は、消防法で定められている、危険物を取り扱うのに必要な国家資格です。一定数量以上の危険物を貯蔵したり、取り扱ったりする化学工場やガ ソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリーなどの施設では、必ず危険物取扱者を置かなくてはなりません。
危険物取扱者の有資格者を配置していないと、 指定された数量以上の危険物を取り扱ったり、製造したり、貯蔵したりする施設を使用・運営することができません。
危険物取扱者の資格は、甲種、乙種、丙種の3種類に分かれています。甲種は、第1類~第6類すべての種類の危険物の取り扱いと立ち会いができます。乙種は、第
1類~第6類のうち自分が免状を持っている類の危険物の取り扱いと立ち会いができます。丙種は、ガソリン、灯油、軽油などの指定された危険物のみを取り扱うことができます。
試験の実施は、都道府県知事から委託を受けた(財)消防試験研究センターが行っています。また、危険物取扱者は、危険物の取り扱い作業の保安に関す る新しい知識、技能の習得のため、3年以内ごとに、都道府県知事が行う講習を受けなければいけないことになっています。
▼【危険物取扱者】資格取得のメリット
危険物取扱者は、国家資格としても代表的なものであり、広く認知されています。それというのもやはり、それだけ実用性が高く、それが必要とされる業務が多々存在しているからに他なりません。そのため、多くの企業ではこの危険物取扱者に資格手当を支給しています。もちろん全ての企業がそうであるとはいえませんが、業種によってはかなり期待できる資格であるといえます。
また、ガソリンスタンドなどにおいては、アルバイトであったとしても危険物取扱者有資格者には資格手当を支給しているところもあります。更に、企業側から資格取得を求めるケースも多く、中には危険物取扱者への合格一時金などを支給しているものなどもあります。それだけ、需要の高い資格であるというこ
とです。
危険物取扱者の社会的評価は非常に高いと言えます。それは、資格手当からだけではなく、企業側のニーズなどからもうかがえることです。たとえば求人 の募集広告などに目を通してみると、「危険物取扱者免状保有者優遇」という文字を目にすることが少なくありません。つまり、この資格は就職において有力な
武器となるわけです。
また、就職のみならず就職後も、たとえば危険物保安統括者、危険物保安監督者、危険物施設保安員になるためには、この危険物取扱者免状が必須となり
ます。この資格を有していることで、扱える業務の幅は大幅に広がります。それだけ会社から信頼を置かれるのは当然ですし、昇進にもきっと役立ってくれるこ
とでしょう。