●「看護師」の仕事
看護師の仕事は、医師の指示の下、診療の補助を行ったり、さまざまな病気や障害のために不自由な療養生活を送っている患者に、自らの判断で主体的に看護を行うものです。
看護師は医師のアシスタント的な仕事をすると見られがちですが、医師は診療の分野、看護師は看護の分野の責任を担っています。看護師は「看護のスペシャリスト」として役割を果たし、活躍することが望まれており、まさに価値ある職業です。
近年では、高齢化社会の進展、医療の高度化、少子化などを背景に看護師の質の向上が求められています。看護の技術や知識はもちろんのこと、患者の気持ちを今まで以上に理解し、患者の立場だったら何をしてもらいたいかを考えて行動できる看護師、医師のサポートだけにとどまらない看護のスペシャリストとしての社会への貢献がますます期待されています。
▼【看護師】の就職と勤務状況
看護師の就職は、超売り手市場の以前に比べると多少厳しくはなりましたが、平成13年度の看護師学校養成所(3年課程)の卒業者20,812人のうち、実習病院への就職者が38.6%、実習病院以外の病院・診療所などへの就職者が44.7%、保健師学校などへの進学5.6%、その他8.9%となっていま す。
病院の一般的な勤務形態は交代制で、三交代制の場合のだいたいの勤務時間は、日勤が午前8時~午後4時、準夜勤が午後4時~午前0時、深夜勤が午前0時 ~午前8時と分かれていて、それぞれの交代時間の前後30分~1時間に申し送りの時間があります。
三交代制がそれぞれ8時間ずつの勤務であるのに対し、二交代制は続けて十数時間勤務します。日本看護協会が1999年に行った病院看護基礎調査では、三交代・変則三交代制が63.9%、二交代・変則二交代制が 33.9%であり、4年前の同調査と比べると二交代・変則二交代制が増えてきており、看護職員の反応としては「私生活との両立」「業務遂行上のゆとり」の 面で二交代・変則二交代制のほうが好評とのことです。
また同調査では、週所定労働時間は平均39時間16分、平均勤務超過時間月8.6時間、完全週休2日制適用者は66.1%となっています。